RICOH MIRAI
  

35-135mm / F4.2-5.6

 
 
 
 

1988年発売の、当時の価格は約8万円。重さ1キロ超の一眼レフ。

ずっと気になっていたカメラでしたが、ヤフオクで激安で入手できました。CR-P2という電池の方が高くつきました。しかし、後でよく調べてみたら単四4本でもOKでした。たしかに電池ボックスにはCR-P2には合わないバネがあり、怪しい構造だと思いました。


機能的には、当時としては至れり尽くせりの超豪華判です。
4倍AFズーム、金属シャッター2000分の1秒、ストロボ内蔵、日中シンクロ、AEロック、露出補正、プログラムシフト(たとえばプログラムAEで表示された1/125, F8.0を1/500, F5.6に手動で変更できる)、測光領域の変更、データバック付(オプション?)などなど。

しかし、操作性は悪く、たくさんのボタンがボディーのあちこちに配置され非常のわかりにくい。グリップの位置が悪くシャッターに指が届かない。AEロックにも届かない。露出補正は横のふたを開けなければできない。電動ズームの動きがあまりに緩慢。シャッターが軽すぎて半押しが微妙。そして、重い。

同時代の他のカメラと比較すると… CHINON GENESISの手動ズームの方が使い勝手はよいです。AUTOBOY JETの完成度はすばらしいです。

欠点をあげればきりがありませんが、それにしてもよくぞ作った!という感じですね。開発秘話など聞けたら楽しいでしょうね。

 
実写サンプル(1)
実写サンプル(2)
(2010.10)

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